9月27日 今日は何の日〜毎日が記念日〜: "世界観光の日 世界観光機関(WTO)が制定。 WTO加盟各国で、観光推進のための活動が行われる。"ところがニッポンにはなかなか観光客が来ない。国内各地では、お城を造ったり、一億円の金塊を展示したり、いろいろ観光客を引き寄せようと努力がなされているが、何れも大した結果を生んでいない。なぜか。
やはりそういうことは博覧強記の人に聞くのがよさそうだ。京都国立博物館長だった興膳宏氏は以前(2004.4.25)日経新聞にこう言うことを書かれた:
「観光」の語は、『易経』に始めて見える。「国の光を観る。用て王に賓たるに利あり」とあるのがそれである。「国の光を観る」とは、国の盛んな繁栄の様を観察するということ。そうした輝かしさにあこがれて、多くの人々が国王の賓客になろうとする。
首相は新年の施政方針演説で、外国人を対象とした「観光立国」の政策を推進すると述べた。それはよいが、そのためには国が応援団ではなく、当事者であるとの立場をよほど自覚してもらう必要がある。
「儲けてやろう」という下心みえみえの「観光誘致活動」は、やはり成功しないのである。「光」がないところに「観光客」は寄りつかない。急ごしらえの「お城」や「一億円金塊」で観光客を集めようとするより、真面目に本業を営む方がいい。これが「光」を生み、結果として「観光客」を呼び寄せることになる。
ちなみに、日本で一番外国人観光客を呼び寄せるところはどこか? 回答はここ↓
なぞなぞ「外国人観光客が一番訪れる日本の“観光地”はど〜こだ?」
答は「新宿」。『観光地』にはやっぱり『光』が欠かせない。ネオンでもいいのだ。
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